米国の大統領選挙におけるジョー・バイデン氏の復活

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     米国大統領選挙で、民主党のジョー・バイデン氏が追い上げてきたことについて触れたく、今日は「米国の大統領選挙におけるジョー・バイデン氏の復活」と題して論説します。

     

     米国大統領選挙の民主党の予備選挙が3/3に行われ、ジョー・バイデン氏が躍進しました。下記はBBCニュースの記事です。

    『BBC 2020/03/05 【米大統領選2020】 民主党候補争い、バイデン氏が一歩リード

     11月の米大統領選でドナルド・トランプ大統領と争う野党・民主党の候補を決めるための「スーパー・チューズデー」で、ジョー・バイデン前副大統領は参加した14州のうち10州で勝ち、夏の党大会で自分を候補に指名してくれる代議員の人数でリードした。

     3日の「スーパー・チューズデー」では14州の民主党支持者が一斉に投票し、その結果、2月末まで支持率低迷で撤退寸前とも言われていたバイデン氏が、一気に巻き返した。

     ジョー・バイデン前副大統領は3日の「スーパー・チューズデー」に参加した14州のうち10州で勝ち、夏の党大会で自分を候補に指名してくれる代議員の人数でリードした。

     アフリカ系アメリカ人の間で特に人気の高いバイデン氏は、南部各州に加え、人口が多く代議員の数も多いため重要なテキサス州でも優勢だった。(略称)』

     

     上記の通り、スーパーチューズデーの結果、ジョー・バイデン氏が躍進しました。

     

     振り返ってみますと、最初はジョー・バイデン氏が1位だったのですが、予備選が始まってバイデンは負け続け、代わりに1位にバーニー・サンダース、2位にピート・ブティジェッジの二人が躍進。2月の状態で世論の多くはジョー・バイデン氏は終わりと思われました。

     

     3月に入ってからジョー・バイデンが復活し、勢いが出たところでスーパーチューズデーとなりました。

     

     バイデンが復活した代わりに落ちたのがピート・ブティジェッジで一気に勢いがなくなり、スーパーチューズデー直前に撤退を発表。ピート・ブティジェッジはバイデン支持を表明したため、バイデンにとってはプラスになったものと思われます。

     

     また有力候補者でウォーレン・エリザベス氏という女性議員もいて、バーニー・サンダースと同じ主張をしていまして、この方も2月から予備選が始まると以外に票が伸び悩み、スーパーチューズデー前に撤退も予想されたのですが、頑張って出てきて直前で撤退しました。

     

     さらにもう1人、マイケル・ブルームバーグという人がいます。この人は、このブログでもたびたび引用させていただいていますが、ブルームバーグという経済専門の通信社の創設者で、米国の大富豪です。

     

     ブルームバーグ氏は、もともとニューヨーク市長も務め、共和党の人だったのですが民主党に鞍替えしました。

     

     今回、予備選挙に出ず、いきなりスーパーチューズデーから参戦し、TVコマーシャルをたくさん売って出ましたが惨敗しました。

     

     民主党5人の候補者について私なりにカテゴライズすると下記の通りです。

     

    <主義主張でカテゴライズした表>

    左翼的で社会主義者中道でグローバリスト
    バーニー・サンダースジョー・バイデン
    ウォーレン・エリザベスピート・ブティジェッジ

    マイケル・ブルームバーグ

     

    <サンダース氏とバイデン氏の公約の違い>


    バーニー・サンダースジョー・バイデン
    公共投資16.3兆ドル(10年間)1.7兆ドル
    最低賃金時給15ドル時給15ドル
    対中政策追加関税支持追加関税を批判
    TPP反対支持
    USMCA反対支持
    連邦法人税35%に引き上げ28%に引き上げ
    連邦個人所得税最高52%に引き上げ最高39.6%に引き上げ
    オバマケア国民皆保険を導入
    Medicare for All
    拡充
    Public Option
    金融規制グラス・スティーガル法復活ドット・フランク法支持
    パリ協定再加盟再加盟
    温室効果ガスの
    国内排出量
    2030年までに最低71%削減2050年までにゼロ
    学生ローン全ての返済を免除返済負担の軽減・免除
    銃規制強化強化
    住宅手頃な価格の住宅を1000万戸建設手頃な価格の住宅建設に6,400億ドル支出

     

     上表の通りで、グローバリストのジョー・バイデンと社会的社会主義者のバーニー・サンダースの一騎打ちとなります。

     ジョー・バイデンが1位に躍り出た勝因は、黒人票の取り込みと、ライバルだったピート・ブティジェッジの票を取り込んだという見方がありまして、それはそれで正しいと思います。

     

     公約の違いでみますと、もう1つオバマケアについて、サンダースが国民皆保険を導入となっているのに対して、バイデンは拡充としています。

     

     医療保険の公約や民主党のお家芸で、有名なのはオバマ大統領の時に導入されたオバマケアです。

     

     米国人全員に国民皆保険ということで貧しい人にも健康保険を与えたいという意向で導入しましたが、これが失敗しました。理由は保険料が高すぎて、米国に住む人全員がオバマケアに加入しなければいけなくなったのですが、保険料が高くて加入したくない人にまで強制加入が義務付けられたため、高い保険料を払わされることになりました。

     

     そのオバマケアについて、改良版・進化版が出てきました。バーニー・サンダースが唱えているMedicare for Allと、ジョー・バイデン氏が唱えるPublic Optionの2つです。

     

     Medicare for Allは全ての米国人に無料で健康保険を与えるというものです。

     

     一方でPublic Optionは、保険料が高くなりすぎたことで失敗したオバマケアを、民間の保険市場で少数企業による独占を指せてしまっている状態から、競争原理を導入して保険料を抑制しようとするのがPublic Optionです。

     

     民主党が国民皆保険という切り札を持つ一方で、共和党には医療保険でいい政策がありません。これまではオバマケアの評判が悪かったということで、オバマケアに反対するだけで良かったのですが、共和党も代替案を出しているものの、低所得者層を中心に評判は良くありません。

     

     トランプ大統領にとっては、サンダースのMedicare for Allの方が内容が極端なので批判しやすいですが、バイデンのPublic Optionだと戦いにくいと思われます。

     

     もし、バイデンがこの勢いで民主党候補として勝ち上がってきた場合、大統領選挙本選では、思わぬ接戦となってトランプ大統領も苦戦するかもしれません。

     

     

     というわけで今日は「米国の大統領選挙におけるジョー・バイデン氏の復活」と題して論説しました。

     公約の違いを見てお分かりかと思いますが、ジョー・バイデンはグローバリストです。中国に対する関税もサンダースはトランプ大統領に賛成の立場ですが、バイデンは追加関税に反対。金融政策ではグラス・スティーガル法復活のサンダースは、トランプ大統領の考えと同じで、バイデンはドット・フランク法を支持となっています。

     どちらかといえば反グローバリストのサンダースの方が私は米国国民にとってはよいのでは?と思う一方、トランプ大統領の政策にはサンダースもバイデンも叶わず、日本にとってはトランプ大統領再選の方が、反グローバルの流れがより加速できるという点でよいのでは?と私は思っています。

     

     

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