”英国のEU離脱は間違っている”という言説と”日本人が知らないEU離脱の真相”について

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     世界の経済圏を大きく欧州、アジア中国韓国、米国、ロシアの4つの経済圏とした場合、欧州経済は大激動しています。

     そこで今日はブレグジットについて改めて取り上げたいと思いまして、「”英国のEU離脱は間違っている”という言説と”日本人が知らないEU離脱の真相”について」と題して論説します。

     

     

     2016年に英国では、欧州連合から離脱の是非を問う国民投票で離脱派が勝ち、今年に入ってメイ首相がEU離脱案を採決しようとしたものの、否決されてEU離脱がスムーズにできておりません。以前にもブレグジット問題について論説した際、この問題が英国の主権の問題に起因することを解説いたしました。英国は要するに、英国の主権を取り戻したいと思っているわけで、それがブレグジットの背景の本質です。

     

     では「英国国民には主権がないのか?」といわれれば、答えは「ない!」ということになります。

     

     にもかかわらず日本のマスコミに限らず、世界のマスコミが「英国のEU離脱が間違っている」と報じています。これはEUという組織が国際組織であり、英国という国家のみならず、フランスやドイツなどの国家の上に立つという国際法に縛られるということを理解していないマスコミ人が多いことに起因するものと思われます。またマスコミに従事する者自体がグローバリズム礼賛者であるため、その国の憲法よりも上に国際法が来るということで主権を失うということに気付きにくいのでは?とも考えられます。

     

     EUに加盟していると主権を失うというのはどういうことなのか?改めて申し上げれば、代表的な例とすれば、変な法律を押し付けられることがあげられます。

     

     例えば保険について、健康保険や生命保険や損害保険など、EUでは男女の差を設けてはいけないというルールがあります。自動車保険で考えれば、男性よりも女性の方が安全運転をします。当然、保険会社サイドとすれば、男性の方の保険料を高くし、女性の方の保険料を安くしたくなるはずですが、EUではそれができません。

     

     年金保険でいえば、平均寿命は女性の方が男性よりも高いにもかかわらず、男女の区別を設けてはいけないとなっています。そのため本来ならば男性の年金保険料を引き下げたいところだが、EUではそれは認められないのです。

     

     EUの官僚らは、EUで決めたことについて、EU加盟国に対して強圧的に従わせようとします。その上、超国家組織の欧州議会というのがありますが、言語がバラバラです。英国やドイツなどのEU加盟国各国から議員が欧州議会に来たとしても、言語がバラバラであるために意思統一ができておらず、コントロールが効きません。

     

     特に問題になっているのは移民の問題です。

     

     英国は移民を排除しろと主張しているわけではないのですが、制限したいと思っており、ビザ(査証)を制度化して移民を制限したいという意向があるのです。これはシリア難民ではありません。EU加盟国間内の移民について制限したいと思っているのです。

     

     なぜならば英国に大量の移民が入国してくる一方、制限したくてもEUに加盟している限り、人の移動の自由を制限してはいけないため、制限ができません。ローマ条約(1957年)で欧州連合内の加盟国は、「労働者の移動の自由を妨げてはならない」と書かれているのです。ローマ条約で謳っている人の移動の自由は、マーストリヒト条約、アムステルダム条約へと引き継がれており、英国は移民を制限したくてもできないのです。

     

     そのため国家主権を取り戻したいという理由で、英国国民の多くがEU離脱に投票したわけですが、これは間違っているのでしょうか?

     

     日本人は日本国民として日本の主権を持ちます。そのため、日本の制度・法律は、基本的には日本人が投票した国家議員が決めている一方で、英国には主権がありません。これは英国に限らず、フランス国民もドイツ国民も同様です。というよりも国家として自国の主権を放棄するがEUに加盟することに他なりません。

     

     英国が主権を取り戻したいということでEUから離脱するという話について、一方的に「EU離脱派はバカで短気で労働者階級の中でも低所得者層で・・・」とレッテルを貼って否定します。とはいえ、英国国民が何に対して反発をしているか?といえば、グローバリズムに反対したということです。なぜならばEUは国際協定によるグローバリズムの制度化ともいえるのです。

     

     グローバリズムの制度化によって、何が困っているか?というと、英国の法律の上にEUがあるため、変な法律を押し付けられても文句は言えず、逆に自国で規制を強化したくても、主権がないので英国が独自で規制強化の法律を作ることができないのです。

     

     大量の移民が流れ込んでくる状況で英国国民の賃金が下がり、英国国民の不満が溜まっていたわけですが、それを解決すべく、規制を強化したくても、EUに加盟しているために大量移民の流れ込みを防ぐ規制強化ができません。

     

     だからこそEU離脱(=ブレグジット)なのです。

     

     

     というわけで今日は「”英国のEU離脱は間違っている”という言説と”日本人が知らないEU離脱の真相”について」と題して論説しました。

     

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