アメリカは、なぜ銃を規制しないのか?

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    JUGEMテーマ:ドナルド・トランプ

     

     今日は、2月14日に米国のフロリダ州パークランドの高校で17人が死亡した銃乱射事件について意見したいと思います。

     

    下記はブルームバーグの記事です。

    『2018/02/27 ブルームバーグ トランプ大統領「私なら丸腰でも校舎に突入していた」

    トランプ米大統領は26日、17人が死亡したフロリダ州の高校での銃乱射事件を受け、全米ライフル協会(NRA)と対決する意向を表明した。ただ、大統領の銃乱射事件への対応にNRAは抵抗しないだろうとの考えも示した。

     トランプ大統領はホワイトハウスで州知事らと1時間余り協議。同氏は銃乱射中に保安官が校舎の中に入らなかったことを引き合いに出し、自分なら犯人と対決するために丸腰でも校舎に突入していたと述べた。

     NRAはトランプ氏の強力な政治的支援者であり、2016年の大統領選挙ではトランプ氏を支持し、民主党候補のヒラリー・クリントン氏を攻撃するために3100万ドル(現在のレートで約33億円)を投じていた。
     トランプ氏は州知事との会合で、「NRAについて心配しないでほしい。彼らはわれわれの味方だ」と述べ、週末にNRAのウェイン・ラピエール最高責任者やトップロビイストのクリス・コックス氏と昼食を共にしたことを明らかにした。 「しかし、われわれは時に極めて厳しく対応する必要があるし、彼らと戦わなければならないこともある」と語った。』
     
     
     米国国内では、銃の乱射事件がたびたび発生します。日本人からみれば、なんで銃を規制できないのだろうか?と思う人が結構いると思われます。そういう私たち日本人から見れば、2/14に発生したフロリダ州での銃乱射事件で17人もの高校生が死亡したという事件は、たいへん痛ましく悲しい事件といえます。
     

     記事の通り、全米ライフル協会(NRA)は大統領選挙でトランプ氏を指示した団体とされていますが、こうした団体であっても時には厳しく対応するなど、機敏な姿勢をみせています。

     
     そもそも、なぜ米国で銃を規制できないか?これを考えたとき、日本と米国の決定的な違いが理解できるのです。
     
     もともと米国は「神」の名の下、国家、政府、国王に「抵抗する権利がある」というジョン・ロックの思想に基づいて成立した国家です。人民が国家に抵抗する場合は、人民は銃で武装しなければならないとする思想です。
     
     世界的にみれば、こうした思想は抵抗権と称することもあります。君主・統治機構が民衆の信頼・支持を失い、転覆されるという歴史は古来から世界中で見られる普通の現象ですが、日本は今日まで皇統を受け継ぐ世界で最古の国家です。
     
     政権が民衆の信頼を失った場合、民衆は政権を倒すことができ、民衆側は武器を持って銃を所持することを認めるというのが抵抗権・革命権という考え方。こうした抵抗権・革命権の考え方やジョン・ロックの社会契約論は、米国の独立宣言でも受け継がれています。米国の独立宣言の一部をご紹介します。
     
     『われわれは、以下の事実を自明のことと信じる。すなわち、すべての人間は生まれながらにして平等であり、その創造主によって、生命、自由、および幸福の追求を含む不可侵の権利を与えられているということ。こうした権利を確保するために、人々の間に政府が樹立され、政府は統治される者の合意に基づいて正当な権力を得る。そして、いかなる形態の政府であれ、政府がこれらの目的に反するようになったときには、人民には政府を改造または廃止し、新たな政府を樹立し、人民の安全と幸福をもたらす可能性が最も高いと思われる原理をその基盤とし、人民の安全と幸福をもたらす可能性が最も高いと思われる形の権力を組織する権利を有するということ、である。』
     
     
     赤い字で記載させていただきましたが、政府が人民の信頼を失った場合、新たな政府を樹立するためには、今の政府を打倒するために「銃」は必須ということになるのです。米国で銃を規制しないのは、米国の建国理念に基づくものであり、日本人には理解ができません。
     
     なぜならば、日本は2000年近くも他国の侵略を受けたことがなく、脈々と皇統を受け継ぐ単一民族国家だからです。米国は独立宣言以降が米国の建国日ということになりますが、日本は、いつ日本という国家ができたのか?誰も説明ができません。自然に発生してしまったというかなんというか、米国が独立宣言して国家が誕生したのと比べれば、なんとなく自然に発生した国家としかいいようがないのです。
     
     今日は「アメリカは、なぜ銃を規制しないのか?」と題し、2/14にフロリダ州で17名の高校生の命が奪われた銃乱射事件の記事をご紹介しました。日本と米国で比較した場合、国家の成り立ちが全く違うということがよくご理解いただけたのではと思います。
     特に米国でいえば、国民の抵抗権・革命権を認めるという考え方の下、銃の所有が認められているというわけで、トランプ大統領が銃規制を検討するということは、米国の建国の理念と反することでもあり、どのように進めていくのか?大変興味深く思います。
     と同時に、日本が人工的に作られた国家ではなく、自然発生国家であり皇統を脈々と受け継いできた不思議な国であるということもご理解いただけたのではと思います。

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