日本は世界一の純資産大国です!

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    JUGEMテーマ:年金/財政

    JUGEMテーマ:経済全般

     

     今日は、「日本は世界一の純資産大国です!」と称し、日本には財政問題が存在しないということを改めて取りあげます。

     

     日本は、経常収支黒字国といわれています。これはどういうことなのか?日本が海外の国々と、物・サービスとお金のやり取りをした結果の合計がどうなったか?金額的に支出より収入が上回っていれば黒字ということになります。

     

     経常収支は下記式で算出されます。

     

     経常収支=貿易収支+サービス収支+第一次所得収支+第二次所得収支(経常移転収支)

     

    <貿易収支の例>

    ・日本が中東諸国から原油やLNGガスを買う 中東諸国の所得=日本の支出

    ・日本が米国に自動車を輸出する 日本の所得=米国の支出

     

    <サービス収支の例>

    ・日本人が外国に観光に行って物・サービスを購入する 外国の所得=日本の支出

    ・英国人が来日して浅草で土産を買い、レストランで食べる 日本の所得=英国の支出

     

    <第一次所得収支の例>

    ・日本の企業が外国に直接投資、間接投資して配当や利息を得る 日本の所得=外国の支出

    ・日本国籍を持ったスポーツ選手が外国のチームに所属して所得を得る 日本の所得=外国の支出

    ・米国人の野球選手を日本の野球チームに入れ、年俸を払う 米国の所得=日本の支出

     

    <第二次所得収支(=経常移転収支)の例>

    ・日本がミャンマーに対して無償資金援助を行う 日本の支出=ミャンマーの所得

    ・日本が国連分担金を払う 日本の支出=米国の所得

     

     例を挙げますと、上記の通りです。

     

     貿易収支については、原発を停止している影響で、原油やLNGガスを大量購入しており、赤字になったことがあります。サービス収支は、インバウンドの増加といっても、まだまだ日本人が海外に行く人の方が多く、常に赤字です。第一次所得収支は、大幅な黒字を継続しています。

     日本は技術力があるため、海外に直接投資も間接投資もします。直接投資の例でいえば、海洋掘削技術のないインドネシアに、日本企業が投資し、そこから得られる収益の一部をその企業の利益になっています。株式の投資や社債や米ドル債などの国債も保有し、そこから得られる配当や利息も多額です。

     第二次所得収支は、常に赤字です。日本は海外から資金援助を受けることは、ほとんどないでしょう。逆に国連分担金は米国に次いで二位の他、東南アジア諸国などに無償で資金援助したり、有償で貸し付けた後債務免除するなど、常に赤字です。

     

     そして、日本の経常収支は、第一次所得収支が圧倒的な額であるため、黒字を続けているのです。その結果が純資産の積上額となります。その純資産額は、いくらまで積み上がっているのか?日本国家のバランスシートでみますと、下記の表のオレンジ色の部分376兆円が資産超過額です。

     

    (出典:日銀のホームページ「資金統計循環」より数値を加工)

     

     日本は経常収支黒字国で貯蓄過剰なわけですが、日本国内で十分な投資が行われていないと、経常収支が黒字になります。この経常収支の黒字を、日本はずっと継続してきました。だからこそ世界一の純資産大国になったのです。貯蓄過剰であるがゆえに、国債を円建てで発行することが可能なのです。

     

     一方で米国は超特殊です。なぜならば、日本が370兆円規模の純資産大国であるのに対し、米国は約800兆円の純負債国。超赤字国ですが、米ドルは基軸通貨であって、米国の場合は普通にサウジアラビアから石油を米ドルで買うことが可能です。ギリシャは経常収支赤字国で貯蓄不足でした。だからフランスやドイツの銀行からお金を借りざるを得ませんでした。

     

     モンゴルなどの新興国もまた貯蓄不足であるため、米ドル建てで借り入れることになります。ロシアやアルゼンチンも経常収支が赤字であるため、ドル建ての借金が増えていきます。

     

     こうした国々がお金を借りるとき、自国通貨で借りられることは、ほとんどないのです。例えばロシアがお金を借りようとした場合、ルーブル建てで借りることはありません。ドルで借りることになります。日本はドル建ての資金なんて全く不要です。国内の円がタダも同然の金利で借りられるにもかかわらず、緊縮財政でデフレを継続しているため、資金需要がない状況。ドル建てどころか円建てで借りることさえしていません。むしろ、政府は円建国債を名目で返済したり、子会社の日銀に買い取らせて実質的に返済したりしています。

     

     もともと日本の国債は100%円建ですので、日銀にいくらでも買い取らせることが可能。そのため、日本の国債がデフォルトする確率はゼロです。

     

     

     というわけで、今日は日本が純資産大国であるということをお伝えし、日本の国債がデフォルトする確率がゼロであることをお伝えしました。

     政府の負債が少しずつ増え、家計の資産を超過するとか、滑稽な論説をする国会議員もいますが、そもそも政府の負債が増えれば、反対側で資産が増えます。簿記が少しわかる人なら理解できるはずです。負債だけが増えるということは物理的にありえません。負債が増加すれば、反対側で資産が増える。その資産は、家計かもしれいないし、企業かもしれないし、金融機関かもしれません。所得税減税であれば家計の資産が増えるでしょう。法人税減税であれば企業の資産が増えるでしょう。政府支出として使えば、政府支出増によって恩恵を受ける企業の資産が増えるでしょう。

     いずれにしても、政府の負債と同額の資産が日本国内で増えます。そのスピードは常に同じです。なぜならば借方=貸方で必ずバランスするから。むしろ経常収支黒字を続けているため、純資産が増加し続けているというのが日本の真の姿なのです。今日の記事で日本が世界一の純資産大国であることの理解が深まれば幸いです。


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