低金利の今、大々的にインフラ整備できる千載一遇のチャンス!

0

    JUGEMテーマ:経済全般

     

     よく、日本では「無駄な公共事業は削減すべき!」「借金1000兆円もあるのだから公共事業は減らすべき!」という論説があります。今日は、この論説について反論したく、「低金利の今、大々的にインフラ整備できる千載一遇のチャンス!」と題し、意見します。

     

     

     改めて考えれば不思議でも何でもないこと、それは財政の信認だか何だか具体的なシナリオを語れる人いないと思いますが、「いずれ金利は上昇する!」と思っている人、多いかと思います。で、日銀の金融緩和においては、1000兆円のうち銀行保有分の国債について、日銀が買い取っているわけです。

     この事実だけを知れば、金利の上昇は日銀が国債を買い取れば抑制できます。ところが、財政破綻論者や財務省は、なぜか?理由分かりませんが、日銀の存在を無視します。

     もし、日銀が国債を買って、市中の国債を減らせば、国債の需要に対して供給が減ることとなり、金利が下がって国債価格は上昇します。

     この程度の事実すら、財政破綻論者や財務省関係者は、認めようとしません。「財政破綻する!」という神話が覆されたくない以上、認めようとはしないでしょう。

     

     今後、日本経済がデフレを脱却し、健全なインフレ率を取り戻し、需要拡大期に入れば、国債を市中から買い取って日銀当座預金を増やすという動きに歯止めがかかります。なぜならば企業が銀行にお金を借りようとするからです。いわばインフレ率上昇が国債買取→日銀当座預金増加の歯止めとなるのです。

     

     仮に需要拡大期となって健全なインフレ率を取り戻したら、名目GDPが堅調に成長し、税収が増えます。

     

     税収=名目GDP×税率×税収弾性値

     GDP=個人消費+政府支出+設備投資+純輸出

     ※純輸出=輸出−輸入

     

     上記式の通り、名目GDPが増えれば、税収が増え、国債を発行する必要が減るのです。

     

     そもそも日本の国債発行残高って増えています。理由は高齢者増加による医療費増加です。税収増で負担できればいいわけですが、法人税・所得税といった直接税が減って税収全体が増えず、医療費増加を賄えないため、赤字国債発行で「税収の不足」を補っているのです。

     

     もちろん日本がデフレから脱却し、勢いよく経済成長し始めると、国債金利は上昇します。40年債の金利が0.5%とかいった異常な状態は解消されることになります。

     

     だからこそ、いま長期債を発行してインフラ整備を推進するべきです。現在の低金利の日本は言わば、最も安い資金コストでインフラを大々的に整備できる千載一遇のチャンスです。

     

     財政破綻論者や財務省から見れば、国民を豊かにするためのインフラ整備など、バラマキにすぎないかもしれません。

     

     財務省は、補正予算による公共事業の積み増しを問題視しています。2016年10月に財政制度等審議会終了後、記者会見した吉川洋氏が「安易な補正は問題という認識が圧倒的に優勢だ」と発言し、補正予算が緊縮財政の「抜け道」となっている現状にクギを指しました。まさにプライマリーバランス黒字化に固執した財政至上主義です。

     

     第2次、第3次安倍政権で補正予算による公共事業や需要創出をしていなかった場合、日本のデフレはより深刻になっていたでしょう。とはいえ、安倍政権の補正予算を含めた公共事業は、ピーク時の1998年14.9兆円(補正予算は5兆9000億円)であるのに対し、2014年は6.4兆円(補正予算は4000億円)、2015年は9.3兆円(補正予算は3兆3000億円)で、本予算は抑制トレンドとなっています。

     補正予算を含めたバラマキこそが、需要増で経済のパイを大きくし、需要不足を支えたのです。それでも物価目標2%に届かず、GDPは2014年、2015年とマイナス成長、2016年もプラスマイナストントンの成長という状況です。

     これは補正予算が意味をなさなかったのではなく、需要がもっと不足していた、即ち本予算も補正予算も合計額が需要不足を満たすことができず、GDP成長(経済成長)しなかったということです。

     

     

     というわけで、緊縮財政主義に陥る考え方でいけば、本予算も補正予算も抑制がちになります。デフレ脱却のためには予算増で、政府支出を拡大するべきなのですが、緊縮財政主義に染まった人は、それが理解ません。プライマリーバランス黒字化目標を廃棄しなければ、いつまで経ってもデフレが脱却できないということになり、軍事費にお金使いたくても使えず、日本は中国の属国となってしまうでしょう。そうしたことこそ、将来世代にツケを残すものと思います。

     低金利の今、国債を発行して大々的にインフラ整備をすれば、将来世代の方々も安心してインフラを利用し、高い生産性を維持することができます。ドイツは緊縮財政主義に染まり、インフラ整備を怠った結果、アウトバーンで100キロ以上出せなくなった道路が増えているという現状もあります。

     緊縮財政主義はインフレの時であれば理解できます。とはいえ、今はデフレですので一刻も早くプライマリーバランス黒字化目標を廃棄して積極的に財政出動することが唯一の解決策なのです。


    コメント
    コメントする








       

    calendar

    S M T W T F S
         12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    << November 2019 >>

    スポンサーリンク

    ブログ村

    ブログランキング・にほんブログ村へ
    にほんブログ村

    recent comment

    profile

    search this site.

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM