日本に8分で着弾する北朝鮮の新型ミサイル

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     今日は、2017/5/14に北朝鮮が新型ミサイル中長距離の弾道ミサイルの発射実験を行い、成功したというニュースについて取り上げます。

     

     今回の弾道ミサイル発射実験の成功により、大変深刻な状況になったと言わざるを得ません。

     弾道ミサイルの高度が2000キロを超えて飛んで行き、30分飛行して落下して落ちたとされています。

     

    <5/14に成功した北朝鮮のミサイル軌道のイメージ>

     

    <ミサイルの軌道の種類>

     

    <グアムが射程圏に?>

     

     

     2000キロとは、どういう意味を持つか?

     国際宇宙ステーションは高度が400キロ位を軌道していますが、ロフテッド軌道で宇宙ステーションの4倍もの高さの高度にまで打ち上げたということになります。

     しかも30分飛行し続けたということは、普通の角度例えば、ミニマム・エナジー軌道やディプレスト軌道で撃てば、グアムは完全に射程圏内となり、日本に向けて撃てば8分で着弾いたします。

     これ、どうやって防衛迎撃するのでしょう?ってくらい高度な技術を北朝鮮が持ったことになります。

     

     ロフテッド軌道とは、あえて角度をぐっと上にしたわけですが、そうしないと日本を越えて太平洋まで行ってしまいます。このロフテッド軌道、落ちてくるときにスピードが増して極めて迎撃しにくいと指摘されています。

     さきほど「日本へは8分で着弾!」と申し上げましたが、もしロフテッド軌道で日本に向けてミサイルが撃たれた場合、たったの8分で何ができるのでしょうか?

     

     もちろんミサイル防衛は、ちゃんとやるべきですが、北朝鮮がここまで技術を高めた以上、敵ミサイル基地の攻撃能力をたたく、即ち日本が先制攻撃してミサイルを発射させないという議論を、本当はすぐに始めなければならないと思います。

     

     今回のミサイル発射で安倍首相は次のように述べています。

     「高度が初めて2000キロに達した。再突入する際の弾頭の状況がどうなっているのか?を評価する実験も行ったのではないかとみている。」

     

     弾頭が大気圏に再突入する際、安定しているかどうか?この辺りの技術が進んでいる場合、核の搭載が可能になります。

     核の小型化も進み、ICBM(intercontinental ballistic missile=大陸間弾道ミサイル)の技術が進んでいくとするならば、いよいよ米国本土に核ミサイルが届きます!という日が近づいていることになります。

     

     この状況、トランプはどう見ているでしょうか?

     トランプ大統領は少し前まで、環境が整ったら金正恩と会ってもいいと言っていましたが、一気に対話ムードは無くなりました。

     

     米国は北朝鮮に核の放棄とミサイル開発の凍結を求める一方、北朝鮮は核保有国認定を求めていくわけで、最初から米朝が歩み寄るのは無理だったと思いますが、もはや対話の道すら無くなったと言えます。

     

     そもそもミサイル発射のタイミングが、韓国の文在寅大統領が就任した直後です。これは狙ってやっています。

     また中国で一帯一路フォーラム、その当日か前日にもミサイルを撃っています。

     

     北朝鮮としては対話路線は完全に拒否、もはや中国でさえも敵に回してもよいという考え方です。

     だいたい習近平がトランプに会いに行ったタイミングでもミサイルを撃っているわけであり、これは対話しませんという意思表示に他なりません。

     

     読者の皆さん考えていただきたいのですが、北朝鮮の核の脅威を解決するためにはどうしたらよいでしょうか?

     

     現実の問題として北朝鮮の脅威を日本国民から取り除くためには軍事力しかありません。

     ただ、日本は憲法9条に縛られて、軍事力で北朝鮮の脅威を排除することができません。

     よくよく考えれば、ここまで危機が高まっているというのに、国民を守るという基本的な主権でさえ行使することができないということを、私たち日本人は理解する必要があります。

     

     日本人の中には、「中国が北朝鮮向けの石油のパイプラインのバルブを止めたらミサイル開発なんてできない!」と思っていた人もいるかもしれませんが、ここまで挑発をやるということは、何らかの代替案があると考えるべきです。

     

     例えば中国に頼らなくても、実際問題として北朝鮮に経済制裁とかやっても、違反している国は山ほどあります。東南アジア諸国やアフリカ諸国や、そうした国々からの物資の輸入で、何とか持ちこたえることはできるという認識を持っているかもしれません。

    そうなると対処のしようがなく、軍事力でしか北朝鮮の脅威は排除できません。

     

     トランプ大統領は、日本よりロシアに近いと言っていて、ロシアもいい気はしていません。だから中国が石油のパイプラインを止めたら、ロシアから石油が行くか?という意見があったとしても、それはあり得ないでしょう。

     

     

     というわけで、今日は2017/5/14に行われた北朝鮮のミサイル発射実験成功について取り上げ、日本の安全保障が極めて危うくなっていることをお伝えしました。暴走する独裁者が核ミサイルを持ったらどうなるか?ということをリアルに考えなければならなくなったと言えます。その上で私たち日本人は、主権とは何か?真剣に考え、憲法9条を改正して北朝鮮のミサイル発射の前に先制攻撃ができるようにする議論を、早く始めるべきであると思うのであります。


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